健康の社会的決定要因
「貧困と無知さえ何とかできれば病気の大半は起こらずにすむ」とは、山本
周五郎作「赤ひげ診療譚」の有名な言葉ですが、これは、江戸時代に限った事ではありません。所得・学歴・仕事・居住地・国籍など様々な健康に影響を及ぼす社会的要因(健康の社会的決定要因、SDH:Social Determinants of Health)により健康格差が生じます。プライマリケアに関わる我々開業医は、日々の診療に、所得や教育などが大きく影響すると感じています。
︎所得が低い群は高い群に比べ、糖尿病リスクが男性で約1.2倍、女性で1.4倍に上昇するとの報告もある.
私の周りにも、所得によるの健康格差が多くみられます。糖尿病患者で、経済的に苦しくインスリンを中断する人、炭水化物一辺倒の食事をする人、休みがなくて受診できない人など個人に起因しない構造的な問題を抱えている方が沢山います。プライマリケアに係る我々医療者は、どのように健康格差と関わっていったらよいのでしょうか?
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