国民医療費
厚生労働省より「2023年度国民医療費」が公表された。国民医療費には、医科・歯科診療費、薬局調剤医療費、入院時の食事・生活医療費、訪問看護医療費等が含まれるが、正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種等に要する費用は含まれていない。2023年度の国民医療費は48兆915億円と過去最高を更新し、2000年度以降、平均すると年率約2%のペースで増加している。最も大きい支出は、医科診療医療費で34兆5,498億円、次いで薬局調剤医療費が8兆4,563億円である。また、高齢化社会に伴い在宅医療が増大して、訪問看護医療費も5257億円を急増している。
政府は、医療費の適正化に向けて ①新たな地域医療構想のもと、医療需要の変化を見据えた病床の機能分化・削減・連携、②在宅医療や介護への円滑な移行を促進③OTC類似薬(市販薬と同じ成分や効果を持つ処方薬)を含む薬剤の保険給付範囲のあり方を見直すことを検討している。

