生きる権利を奪う政策

私の母親は、亡くなる数か月間は、経管栄養で生き抜いた。また現在訪問中の患者さんは、何年も胃ろうからの栄養で家族に大切に看病されている。

参政党は2025年参議院選挙において、

「終末期の過度な延命治療に医療費をかけることは国の医療費を押し上げる」ため「胃ろう・点滴・経管栄養などの延命措置は原則行わない」さらに「それらの医療費は全額自己負担にすべき」の政策を掲げた。

参政党は、医療費負担や社会保障費の圧迫を指摘しているが、 医療経済学者の二木立・日本福祉大名誉教授は、終末期の医療費が国全体の医療費を押し上げている大きな要因とは言えない」と述べている。「全額自己負担化」の導入は、経済的にゆとりのない人から「生きる尊厳」を国家が強制的に奪うものにほかならない。生きる権利を踏みにじるこの政策は、断じて容認されるべきでないと思う。

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