修飾麻疹

首都圏を中心に麻疹(マシン) の流行が報告されており、改めて注意が必要となっています。麻疹は非常に感染力の強いウイルス感染症で、発熱、咳、鼻水、全身の発疹などを認め、重症化すると肺炎や脳炎を合併することもあります。

最近注目されているのが「修飾麻疹(しゅうしょくましん)」です。これは、MRワクチン などの予防接種を受けて一定の免疫を持っている方が発症する、比較的軽症の麻疹です。修飾麻疹では、典型的な麻疹のような高熱や全身の強い発疹がみられず、微熱や軽い発疹、軽度の咳など、風邪に近い症状のみで経過することがあります。本人も周囲も麻疹と気づきにくく、診断が遅れる場合があります。一方で、症状が軽くても周囲へ感染させる可能性があるため、学校や職場、医療機関などで感染拡大の原因となることがあります。特に、発熱や発疹がある場合には注意が必要です。海外渡航歴がある方、流行地域へ行かれた方、周囲に麻疹患者がいる場合などは、早めの受診をおすすめします。

なお、「ワクチンを接種しても感染するなら意味がない」と思われる方もいますが、ワクチンは発症予防だけでなく、重症化や肺炎・脳炎などの合併症を防ぐ大きな効果があります。現在でも麻疹予防の基本は2回接種です。母子手帳などで接種歴を確認し、不明な場合には医療機関へご相談ください。

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