今年のインフルエンザは早めの対策を――予防接種について
今年もインフルエンザの季節が近づいてきました。例年、インフルエンザは秋から冬にかけて流行しますが、今年は例年より流行が早いようで、既にインフルエンザの流行が報告され、当院でも感染者が確認されています。今年は早めに感染対策を準備しておくことをおすすめします。
インフルエンザは、突然の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、強い倦怠感などが特徴です。特に小さなお子さん、高齢の方、糖尿病や心臓・腎臓などの基礎疾患をお持ちの方では、肺炎などの重症化に注意が必要です。インフルエンザワクチンは、感染を完全に防ぐものではありませんが、発症や重症化を抑える効果が期待できます。成人では原則として1回接種です。65歳以上の方などは、予防接種法に基づく定期接種の対象となります。小児では年齢によって接種回数が異なります。特に13歳未満のお子さんは、通常2回の接種が勧められています。流行が始まってからでは十分な免疫ができるまでに時間がかかるため、余裕をもって接種することが大切です。
また、近年は「点鼻するタイプ」のインフルエンザワクチンも選択できるようになりました。経鼻弱毒生インフルエンザワクチン「フルミスト」は、注射ではなく鼻の中にワクチンを噴霧するタイプで、2歳以上19歳未満が対象です。通常は1回の接種で済むため、注射が苦手なお子さんにとって選択肢の一つとなります。ただし、点鼻生ワクチンはすべてのお子さんに適しているわけではありません。年齢や健康状態、基礎疾患などによっては注射ワクチンが適している場合もありますので、接種前に医師へご相談ください。
手洗い、換気、十分な睡眠などの日頃の感染対策に加え、ワクチンを上手に活用して、今年の冬も元気に過ごしましょう。当院では小児から成人まで、インフルエンザ予防接種についてご相談をお受けしています。お気軽にご相談ください。

