慢性腎臓病

  • 2024年の推計で、日本の慢性腎臓病の患者数は約2000万人(成人5人に1人)
  • 2022年現在、日本の透析患者数は約35万人
  • 腎機能障害および蛋白尿・アルブミン尿は、腎不全、心血管死、全死亡の強力な危険因子
  • 慢性腎臓病の発症・進展には、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)が深く関与

「腎臓が悪い」と聞くと、とても大変な病気のように感じるかもしれません。しかし、慢性腎臓病はだれにとっても無関係ではありません。高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方は特に注意が必要です。

慢性腎臓病は、腎臓の働きが徐々に低下していく状態を指します。自覚症状がほとんどないまま進行するため、気づいたときには腎臓の機能が大きく落ちてしまい、最終的に血液透析に進行してしまうこともあります。また慢性腎臓病を放置すると心筋梗塞や脳卒中の危険を高めます。国内では成人の5人に1人が慢性腎臓病であり、決してまれな病気ではありません。

腎臓の役割とは?

腎臓は背中側、腰の少し上に左右1つずつある臓器で、体の中で“フィルター”のような働きをしています。主な役割は以下の通りです:

  • 血液をろ過して、不要な老廃物や毒素を尿として排出する
  • 体内の水分や塩分のバランスを調整する
  • 血圧をコントロールするホルモンを分泌する
  • 赤血球をつくるホルモンを出す
  • 骨を丈夫に保つために必要なビタミンDを活性化する

これらの働きが低下すると、全身の健康に影響が及びます。

なぜ慢性腎臓病になるの?

慢性腎臓病の原因はさまざまですが、主に次のような病気がきっかけになります

  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 脂質異常症(コレステロールの異常)
  • 慢性の腎炎や尿路の異常
  • 加齢に伴う腎機能の自然な低下

特に高血圧や糖尿病をお持ちの方は、慢性腎臓病のリスクが高くなります。

どんな症状が出るの?

初期の段階では、ほとんど自覚症状がありません。進行すると次のような症状が出てくることがあります:

  • 疲れやすい、だるさが続く
  • むくみ(特に足や顔)
  • 尿の回数や色の変化
  • 食欲不振や吐き気
  • 息切れや立ちくらみ

早期発見のためにできること

CKDは早期に見つけて対策をとることで、進行を遅らせることが可能です。次のような検査でチェックできます:

  • 血液検査(クレアチニン値やeGFR)
  • 尿検査(たんぱく尿の有無など)
  • 腹部超音波検査

特に、健康診断で「尿たんぱく」や「腎機能異常」を指摘された方は、放置せずに詳しい検査を受けることが大切です。

腎臓専門医による質の高い医療を、この地域で

慢性腎臓病は早期に発見して適切に人治療を開始知れば病気の進行を遅らせることができます。生活習慣の改善や薬物療法を適切に行うことで透析を回避する可能性も高まります。慢性腎臓病に力を入れている当クリニックは、令和6年5月より宮城CKDサポートセンター代表である杉浦章医師を非常勤医師として迎え、管理栄養士、糖尿病療養指導士の看護師と協力し合って専門的な診療を提供することができるようになりました。

  • 丁寧な診察と問診:症状やこれ馬背野病歴を詳しく聞きます
  • 血液検査・尿検査:腎臓の機能の状態等を正確に把握します
  • 生活習慣病指導:管理栄養士による食事療法
  • 専門医による治療:杉浦医師に最新の知見に基づいた質の高い治療を提供します。

最後に

慢性腎臓病は決して特別な病気ではありません。しかし、放置すればあなたの未来を大きく変えてしまう可能性があります。「まだ大丈夫だろう」「特に症状はないし」と自分の健康を後回しにしていませんか?一度ご自身の腎臓の状態をチェックしてください