冨樫クリニックは糖尿病に力を入れております
糖尿病診療のご案内
冨樫クリニックでは、糖尿病診療に力を入れており、地域の皆さまが安心して通院できる体制を整えています。糖尿病は血糖値が高い状態が続く病気であり初期には自覚症状はほとんどありませんが、放っておくと合併症が進行して、目・腎臓・心臓・足など全身に影響を及ぼします。
■多職種によるチーム医療
- 宮城県糖尿病療養指導士、日本糖尿病療養指導士の資格を持つスタッフが5名在籍しており、患者さん一人ひとりに寄り添った療養指導や生活支援を行っています。
- 管理栄養士は3名体制で、食事療法や栄養指導を通じて、日々の生活改善をしっかりとサポートいたします。
- 糖尿病に合併しやすい慢性腎臓病は、腎臓病専門医の杉浦章医師が診療を担当し、専門的かつ継続的な治療を行っております。
当院では、患者さんの年齢、生活背景、職業、家族構成などを丁寧にうかがい、それぞれのライフスタイルに合わせた「無理なく続けられる治療」を一緒に考えてまいります。 糖尿病は「続けること」がとても大切な病気です。冨樫クリニックでは、医師・看護師・管理栄養がチームとなって、患者さんの健康を支えます。


糖尿病
日本では、糖尿病が強く疑われる人・糖尿病の可能性を否定できない人がそれぞれ1000万人(合計約2000万人)、成人の5人に1人が糖尿病および境界型と推定されます。今や糖尿病は令和の国民病と言っていいでしょう。


食事の変化
食事の内容が変わりました。昔の食事は一汁三菜。ご飯、味噌汁、お魚、野菜でした。家内に日本的な食事を作ってもらいました。サケ、オカラ、インゲンのお浸し、そしてキュウリです。この伝統的な日本食は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
それに比べて、右の図は、今の若者が好きな西洋風の食事を作りました。ハンバーグ、オムレツ、エビフライ、コロッケなど油ものの多いカロリーの高い食事です。


糖尿病の症状

糖尿病は、血糖が高くなって口の渇き、尿が多くなったり、体重減少の症状が出る場合もありますが、ほとんどの患者さんは症状がありません。
それでも放置すれば、網膜症(視力障害)、腎臓病(むくみ、人工透析)、神経障害(足のしびれ)そして心臓病(狭心症、心筋梗塞)、脳卒中(脳梗塞、脳出血)、アルツハイマー認知症、癌などの合併症が起こりやすくなります。
これらの合併症は、治療中断者や検診で指摘されても放置している人に起こり、きちんと通院、治療すれば重篤な合併症は防げると思います。
網膜症

年間3000名以上の人が失明していますが、糖尿病で視力が低下している人はその何十倍もいます。目がかすんで初めて眼科に行って糖尿病と判明して内科に紹介されるケースも少なからずあります。
糖尿病性腎症

現在、透析患者は32万人位です。大崎管内でも、大崎市民病院、永仁会病院、古川クリニック、渋谷クリニックなどで透析しています。
糖尿病性壊疽

脚の壊疽すなわち脚が腐る写真をもってきました。年間3000名が糖尿病で足を切断していると言われています。やけど、靴擦れ、けがの原因で足が腐ります。この患者さんは、50歳代の糖尿病の患者さんで糖尿病治療のために紹介されました。インスリンで糖尿病のコントロールは良くなって、1か月後にはかなり傷口は小さくなりました。さぞかし痛いだろうと皆さんお思いでしょうが、糖尿病の患者さんは、神経障害のため痛みが感じにくくてこの患者さんはほとんど痛みはありません。
糖尿病の合併症
糖尿病の合併症は
1.治療中断者
2.検診で糖尿病を指摘されても放置
している者に起こります。
糖尿病をきちんと通院・治療すれば、重篤な合併症は防げます。
糖尿病と歯周病

糖尿病と歯周病は強く関係していると常々感じており、歯科医の先生とは常に連携をとる必要があると思っております。糖尿病の人は、歯周病になりやすく、1年間で10本も歯が抜ける人もいたり、歯がぼろぼろで物を噛めず、物を飲み込むために糖尿病がなかなか良くならない人もいます。
糖尿病の治療
糖尿病の治療は、食事・運動・薬です。近年糖尿病の良い薬が沢山ありますが、やはり糖尿病の治療の柱は食事です。肥満を伴う糖尿病患者(体重100キロ以上の糖尿病患者が冨樫クリニックに20名以上います)も急速に増えています。患者さんの食事の好み・職業・家族構成などを十分配慮して食事指導を進めていますが、なかなか減量するのが大変なのが現実です。私自身も年々腹囲は大きくなり、メタボリック症候群になっています。薬での治療に関しては、体に優しい質の高い(出来るだけ低血糖を起こしにくい)治療に心がけています。
減量しよう!!

糖尿病の最大の原因はやはり肥満です。
太れば糖尿病になりやすいです。ぜひ減量していただきたいと考えています。
そのためには、やはり毎日体重を測定すべきです。
そのためには、体重計を洗面所に置かないで、居間、茶の間に体重計を置くことです。
そして、旦那に内緒でコッソリ体重を図って、毎日記録することが大切です。
そして、体重を3か月間頑張って3~5キロ減らしましょう。
我々は、経験上、体重を3~5キロ減らせば、糖尿病がかなり良くなることを知っています。
糖質制限食

最近糖質制限食をマスコミで言っています。確かに、ご飯、麺類、パン、イモ類、果物そして、お菓子類といった糖質を制限すれば、体重が減って血糖が減ります。
患者さんで、夕食のご飯を食べない、ご飯を半分にして糖尿病が極めて良くなった人も多数知っています。
但し、極端な制限は腎臓の悪化や低血糖を招きますので医師によく相談する必要があります。
果物は糖質が多い—控えめ

果物は、糖質をたくさん含んでいるので、太ります。血糖も上昇しますので、1日に1個、リンゴは半分にしましょう。女性は、美容と健康のために果物をたくさん摂る人がいますが、秋に血糖が乱れることが多いです
ごはんの仲間です

ジャガイモ、サツマイモ、かぼちゃ、レンコンなどは、ごはんの仲間です。よく野菜と間違える方がいます。野菜はカロリーが少ない、原則いくら食べても血糖が上がりませんが、イモ類はごはんと同様に血糖を上げます。
野菜—出来るだけ多く

1日350gの野菜が必要だと言われています。色付き野菜や青物を出来るだけ多く摂ってください。
なす、トマト、ズッキーニ、玉ねぎ
簡単に、色付き野菜と色つかない野菜をいっぱい食べて下さい。
いくら食べても大丈夫です

コンニャク、キノコ、海藻はカロリーがゼロで、いくら食べても大丈夫です。
食事の順番も大切

左のグラフを見てみると、赤のグラフはカレーライスを食べた後にサラダを食べたもので、緑のグラフは、野菜サラダを食べた後に、カレーライスを食べたもので、血糖は野菜を最初に食べたほうが血糖は抑えられていることが分かります。私は2年以上前より夕食は、生野菜、おつゆ、おかず、そしてごはんの順に食べています。
但しこの順番も薬を飲んでいる人やインスリン注射している人は低血糖を起こすことがあり注意が必要です。
