お知らせ・コラム
- 2020年2月29日
健康格差と雇用形態 -
健康格差と雇用形態についてです。
WHO(世界保健機構)によれば、健康格差を生み出す要因は、所得・地域のつながり・家族構成そして雇用形態の4つの背景があるとしている。すべての労働者の37%(2000万人)が非正規雇用者です。非正規雇用者は、比較的低所得で炭水化物が多く食事が偏っている傾向があり、また長時間労働による精神疾患の罹患も多い傾向があります。さらに厚労省の労働安全衛生調査によれば、正社員を対象とした定期健康診断を実施した事業所は95.3%であるのに対して、週所定労働時間の2分の1未満のパートタイム労働者を対象とした定期健康診断を実施した事業所は33.9%、派遣労働者に至っては、実施率は27.0%である。非正規労働者が増加する日本の雇用形態が健康格差を増大しているようです。