お知らせ・コラム
- 2020年1月31日
子どもの貧困 -
子供の貧困についてお話しします。
厚生労働省が発表した「平成28年国民生活基礎調査」によると、日本の子どもの相対的貧困率は15.6%で、7人に1人が貧困の状態です。
絶対的貧困:衣食住に事欠き、人間として最低限の生活を営むことが出来ない状態。
相対的貧困:所得の中央値の50%に満たない所得水準で、月額14万円以下の所得(公的給付を含む)。
相対的貧困で育つ子どもは、医療・学習・進学・就業(正規・非正規)の面で極めて不利な状況に置かれ、将来も貧困から抜け出せない傾向があります。相対的貧困者の半数はひとり親世帯(未婚の母、離婚)であることも大きな問題です。また子どもの貧困のもたらす社会的貧困は、40兆円に及ぶ膨大な社会的損失をきたすと言われ、子どもの貧困問題は本人だけでなく、私たちも負担がかかり国民の問題であります。